群馬県 金山城跡への小さな冒険──太田市の歴史と自然を感じる旅

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金山城跡への小さな冒険──太田市の歴史と自然を感じる旅

先週の土曜日、ふと思い立って群馬県太田市にある金山城跡を訪れることにしました。関東屈指の山城として知られ、戦国時代の名残を色濃く残すこの場所。自然と歴史が交錯する空間で、まるで時代を遡るような感覚を味わえると聞いていたので、期待を胸に家を出発しました。

まずは、太田市役所前を抜けて高山神社へ

まず向かったのは高山神社。金山城の城主・由良成繁を祀る神社で、地元では勝負運や学問の神として信仰されています。太田市役所前を通り抜け、静かな住宅街を抜けると、鳥居の奥に厳かな社殿が姿を現しました。

神社の境内には、冬の冷たい空気が漂いながらも、どこか温もりを感じさせる雰囲気がありました。軽く手を合わせ、心の中で小さく願い事をしてから、いよいよ今回のメインである金山城跡へ向かいます。

裏山ルートから挑む、険しき登山道

金山城跡へは、一般的な舗装された道のほかに、裏山を抜けるルートがあると知り、せっかくならと険しい方を選択。下の寺から続く抜け道を進み、2キロ以上の登山ルートに足を踏み入れました。

これが予想以上にハードな道のり。途中から雪がちらほら舞い始め、寒さと坂道の急勾配で息が上がる。足元はぬかるみ、道は細く、まるで修験道のような雰囲気。冬の山の静寂に包まれながら、ひたすら上へと進む時間は、体力的には厳しいものの、どこか修行のような清々しさも感じさせました。

たどり着いた頂上、神秘の大けやき

山道を登ること約1時間。ついに金山城跡に到着。かつての城の構造が石垣として残り、その歴史の重みがずっしりと伝わってくる。冬の澄んだ空気の中、城跡からの眺望は圧巻で、眼下には太田市の町並みが広がっていました。

特に印象的だったのは、神社の境内に佇む一本の大けやき。長い年月をかけて育ったであろうその姿は、まるで大地の精霊が宿っているかのような神々しさ。触れるだけで、何か特別な力を分け与えられるような気がしました。

下山は舗装路でゆったりと

行きと同じ道を戻るのも気が引けたので、帰りは舗装された道路を選択。登山とは違い、ゆったりとした坂道を下りながら、改めて金山城の立地の良さや、城主たちがこの場所をどのように活用していたのかに思いを馳せました。

険しい道のりの先に広がる絶景、そして歴史と自然が織りなす神秘的な空間。金山城跡は、ただの観光スポットではなく、何かしらの「気」を感じられる特別な場所でした。

次は春や秋の美しい季節に訪れて、また違った表情を楽しんでみたいと思います。

以上群馬県太田市にある金山城跡をご紹介しました!

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